文化・芸術

2010年9月20日 (月)

秋の七草 花えみ的解釈

 やっと、秋の七草について書くことが出来ます。お約束していたのに、遅くなってごめんなさい。

 春の七草は食用だけど、秋の七草は観賞用のようですという解説が巷では、多いようなのですが、花えみ的な考え方をまとめてみました。

 秋の七草は、今と違ってもっと生活に密着していたのではないかと思っています。ユリは、今は豪華な花なので、観賞用として馴染みのあるものですが、球根が明治時代は、生糸に次ぐ日本の輸出品でした。今でも、お正月にユリ根として食べられているものです。

 そうして、考えてみると、

club 尾花(ススキ)

  昭和の頃まで、屋根材として使用されていた、案外身近な優れものです。今も、茅葺屋根のお家で生活されているところもありますよね。ススキの葉には、ガラス質のものが含まれているので、水をはじくそうです。屋根材として、適していたのですね。

club くず

 今でも奈良県の南部、吉野や宇多で生産されている葛粉の原料です。子供の頃、風邪を引いたら、母が葛湯を作ってくれたのを思い出します。離乳食流動食として、今でも食べられていますよ。

club 桔梗

 万葉集にある朝顔は、桔梗だといわれています。桔梗は、漢方薬として、鎮痛、鎮痰剤として使われていたようです。

club 藤袴

 利尿剤として使われたり、乾燥させてお湯に入れると今で言う桜餅のようないい香りがするので、入浴剤のようにして使われていたようです。

club 女郎花

 女郎花も、漢方薬として使われ、解毒、解熱の効果があるそうです。

club 

 萩は、マメ科の植物なので、やせた土地にもよく育ちます。毎年、新しい芽が出るくらい強いものです。根粒菌と共生できるので、荒れた土地を元気にしてくれます。昔の人も、その生命力に惹かれたのだと思います。そして、焼畑などの後、土壌改良のため萩を植えたのではないではしょうか?

club なでしこ

 撫子は、源氏物語では、常夏という名前で出てきます。中国から平安時代に石竹というというものが渡来し、四季咲きの園芸品種が作られたことから、常夏といわれるようになったようです。多くの園芸品種が作られたようですが、石竹というものは、食用にされていたようです。今もエディブル・フラワーとして食べられています。

 秋の七草は、昔の人の生活を助けるために活躍していたと思われます。なので、春の七草同様、ずっと今まで、語り次がれてきたのだと思います。

 お花の力は、きっと思っている以上にありそうです。

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2009年7月15日 (水)

吉野山 蔵王堂 吉水神社

Image0907151  吉野山といえば、桜ですよね。

 でも、日曜日は暑かったので、少しでも涼しいところへという気持ちで、吉野山に行ってきました。

 桜もなのですが、吉野山のシンボルは、『蔵王堂』。遠くからも、よく見えます。聞くところによると、東大寺大仏殿の次に木造建築としては、大きいそうです。

 お花見の頃、特に4月10日に来ると、女人採灯大護摩供が行なわれています。女性だけのものは、ここ蔵王堂がある金峯山寺だけだそうです。国宝のお堂の前で、女性の修験者でされるこの行事、私は一度だけ見させていただきましたが、素晴らしいものです。吉野には、現在も大峯山には女性禁制とされる女人結界が、残っているのに、この行事があることが、素晴らしいし、歴史を感じます。吉野が世界文化資産になったのも納得できる一つの要因だと思います。

 そんなことを考えて、修験者の方のほら貝の音を聞きながら散策したので、すがすがしい気持ちになりました。

Image0907152  左の写真は、吉水神社から見た蔵王堂。ココまで歩いてくるのにも、ずーっとほら貝の音に守られながら、約10分くらい歩きました。

 ここに来るまで、結構急な坂道を降りて、そして上りました。

 本当に、隠れ家がありそうな場所です。

 平安時代末に、源義経と静御前が隠れ住んでいたり、南北朝時代に後醍醐天皇が御潜幸されていたりというのが、当たり前に受け取れる場所です。

 それに、隠れていても、心を慰めてくれる桜が本当にたくさん見える素敵な場所です。吉水神社に入ってすぐ右手に『一目千本』というすてきな場所があります。春、桜の頃は、この絶景を見たい方々で、すごーく込んでいるのです。

Image0907153  ちょっとピンボケで、ごめんなさい。ドキドキしながら撮ったので、こんな感じになってしまいました。

 私は、建築が好きなのですが、この『義経潜伏の間』は、室町時代の初期の床棚書院作りの現存している最古の素晴らしいお部屋です。弁慶もここの片隅で、思案をしたといわれていますが、そんなことよりも、この日本の伝統的な書院造が、吉野で始まったかもというほうが、歴史的なロマンがあります。

 今の書院作りとは、少し違っていますが、基本的なものは、明り取りの窓まで揃っているので、驚きです。

Image0907154  後醍醐天皇の玉座も残っているようなのですが、ここは、関白豊臣秀吉が、彼の大好きなお花見に来られた際に、関白の好みに合わせて、豪華な桃山風なものに改修したものが、残っているようです。

 狩野派の絵が間近で見られて、とってもラッキーでした。

 お花の勉強の一つに、時代背景と建築がありますが、今回、あまり人のいない時に来れたので、じっくりと見せていただき、いい勉強になりました。

 ここに、桜以外の季節の花があったら、何を活けたらいいのか、考えさせられました。

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